俺の家と人間

昨日の夜、久しぶりに友達が僕の家を訪れた。
僕の家に僕以外の人が入るのは何ヶ月ぶりだろうか?


彼は僕の家の汚さを目の当たりにしても驚かない。
それどころか普通に居座った。


通常の人間ならば、
僕の家に入ると長居はできない。
つまり、彼は通常の人間ではない。


最初は「ぷっすま」を見ながら普通に喋っていたが、
話のネタが尽きるとお互いそれぞれの世界へ入った。
僕はネット。彼はマンガ。


無言の時は続き、彼はそれでも帰らない。
僕の家にあるマンガをひたすら読み続けている。


そのまま5時間ほど経過し、
彼はAM5:00頃に帰路についた。


彼は不衛生で不健康な僕の部屋に5時間居座った。
(僕の部屋は足の踏み場もないほど散らかっていて、
その上タバコの臭いが充満している。
しかも、コタツ布団はまだ出したままだ)
普通の人間には到底達成できない記録だが、
彼にはその壁を打ち破る力がある。
彼は長崎生まれの島育ちの人間。
毎日サッカーに明け暮れてきた野人。
島の人間は恐ろしい。


てか、世の中にこのような環境を作り出す僕のほうが恐ろしい。