バガボンド
僕の周りには、
バガボンドの小次郎編はおもしろくないって言う人が
結構います。
でも、僕は好きです。
特に、鐘巻自斎と伊藤一刀斎が好きです。
自斎が不動と斬りあうシーンがバガボンドの中で
一番好きなところ。
⇒ISBN:4063288501
剣に生きてきた男が、
夢に破れ、心が萎えて、
剣を捨ててしまった後に、
小次郎という生きがいを見つけ、
人生の終盤で自分の人生の新たな価値を見つける。
そして、
自分の子供をとられる
という近くのおじさんの悩みを聞き、
それを自分の生きがいがなくなってしまうことと重ね合わせる。
それがどれだけ許せないことか、悲しいことか。
そして、不動と斬りあう決心をする。
そこら辺にとても人間らしさや
美しさを感じる。
だから好き。