機動戦艦ナデシコ ルリAからBへの物語
またまた、やってしまいました。
今週の木曜日からテストなのに、今度は小説読んでました。
しかも、その小説はこの前紹介した「ナデシコ」です。
TVと映画の間には3年間空白があって、
この小説では、
クルーがナデシコを降りて抑留*1されているところからはじまり、
釈放後、それぞれの道を歩みつつも、
ナデシコのモラトリアムから逃れられない生活を送り、
アキトとユリカが結婚したのち即死亡という
現実に直面すると同時に
そのモラトリアムが消滅するところまでが描かれています。
ま、実際のところとしては、
アキトとユリカは死んでないんですけどね。
映画を見たらわかると思いますが。
この小説で、一番心に残ったのが、
ホウメイとプロスペクターの会話。
ナデシコがなくなった今でも、
クルーたちはアキトの家に集まっている。
もうナデシコはないのに。
それが、2人にとっては、
学校を卒業したのに、心は卒業できていない状態と
重なって映っている。
僕も後1年半で大学を卒業する。
しかし、
人生の中で一番充実していたと思える大学生活から、
現実の社会に出て行く時に、
簡単に気持ちを切り替えることが出来るのか?
不安・・・。
就活もまだなのにこんなことを悩んでいても仕方ないかもしれないが、
これは、1年半後の未来には現実になっているだろう。*2
特に、僕は大学というものにどっぷりと浸かってしまった人間なので、
このようなモラトリアムが人一倍強いのではないだろうか。
その時、僕は抜け出せるのか。
かなり不安。
ナデシコのクルーたちは、
このモラトリアムをどうやって抜け出したかというと、
抜け出したというより、
強制的に解除されたというかんじ。
いつも「ナデシコっぽい」アキトの家に集まっていたわけだが、
アキトとユリカが死んでしまったことで、
集まる場所がなくなり、
モラトリアムが強制終了させられてしまったのだ。
僕たちの現実に起こりうるモラトリアムも、
何かのはずみで強制終了させられてしまうのだろうか?
出来れば、自分自身の力でちゃんとケジメをつけたいものだ。
って、こんなことしてる場合じゃないってー!!
テスト勉強せな・・・。